ヒュッゲと台湾生活の意外な共通点とは何か?

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先日たまたま見ていたTV番組でHygge(デンマーク語由来でヒュッゲ、ヒュゲと発音するらしい)が欧米や日本でも人気らしいと紹介されていました。

デンマーク語で”居心地がよい時間や空間”という意味らしく、日本でも特に女性を中心に関心度が高いキーワードとして話題になっている一方、働き方改革が進む中で日本人男性サラリーマンが就業後の時間の使い方がよく判らず、”フラリーマン”化し、駅前などで缶ビール片手に同僚や友人と飲んでいる映像が紹介されていました。

実はこのヒュッゲと、昨今の台湾人気。

この2つのキーワードは欧米とアジアですが、その人気がある要素には意外と共通点があるのではと感じたので投稿してみたいと思います。

そもそもヒュッゲってなに?


日本語で定義が中々難しいようです。

それもそのはず。そもそも文化も生活も違う国の言語ですから仕方ありません。

でも、数多く出版されている本を覗いてみると、その概念の様な物は見えてくるかと思います。

その中の一つを紹介します。

『Hygge(ヒュッゲ) 北欧生まれの「世界一幸せなライフスタイル」実践法』
(ピア・エドバーグ著、永峯 涼訳、サンマーク出版)

デンマーク語の「ヒュッゲ」とは、名詞であり動詞でもあり、なかなかうまい訳語が見つからない言葉です。もっとも近いところで「居心地のよさ(coziness)」があげられますが、これもぴったり当てはまるわけではありません。

物理的な居心地のよさを軸としながら、そこには「精神的な幸福感」や「周りとの一体感」も含まれます。自分自身、そして周りの人たちとの親密さ、つながり、あたたかさを丁寧につくっていく。そのアプローチ全体が、デンマーク流の「心地いい」暮らし方なのです。

どうでしょうか?

少しでも”感覚的”に捉える事ができそうですか。

あまり形から入るのは本質が見えなくなるのあまり好きではありませんが、ヒュッゲとは豪華な環境や身の回りの物ということではなく、また昔の日本のサラリーマンの用に朝から晩まで働くような生活ではありません。

むしろゆったりとした空間の中で、心地の良い時間を友人や家族などと過ごすというような180度違う概念だと理解できます。同時に一人の時間を楽しむのもヒュッゲに含まれるのだと思います。

なぜ今日本ではヒュッゲが話題になるのか


実は話題になっているのは日本だけでは無いようです。ヨーロッパなどの欧米諸国でも大きな話題になっているようです。国によってもその背景はあるかと思いますが、日本で話題になっている背景には何があるのでしょうか。

色々な要素があるとは思いますが、働き方改革や少子高齢化、待機児童などに関係して女性の労働環境問題など日常生活に問題が山積みとなっている事が一つの背景かなと感じています。

特に首都圏などの人口密度が高い地域では、ヒュッゲと言われれうようなキーワードに非常に興味が湧くのではと思っています。

でも一方で、日本全国でこのヒュッゲが求められるわけでもないと思っています。

首都圏や大阪、名古屋などの人口の集中する地域以外ではヒュッゲのような事は昔から当たり前の生活であり、今でも変化はあるものの首都圏などに比べればより自然に生活の一部として取り入れられているんではと思うんです。

というのも、例えば東京には良くも悪くも選択肢が沢山あり、その誘惑が沢山あります。レストランを始めエンターテイメントなどがその例です。

地方では選択肢がそれ程多くないことが通常で、仕事は車やバイクで通勤だから同僚とお酒を飲むことも東京に比べれば相対的に少ないはずです。

日本でも昔から心地よい時間を自分な好きな物に囲まれながら、友人や家族と時間を共にするという事は当たり前のように日々やっていたはず。。。なんて思っています。

ただ、首都圏などで住む人や、働く人にとってはそんな生活を忘れてしまうほど程遠い生活スタイルが多くなっているのでは無いでしょうか。だからヒュッゲというような”心地よい”が話題になるのだと思います。

そこには核家族化の影響もあるでしょう。集合マンションでも隣人との交流なんて全くないのが当たり前。

さらに少子高齢化、そして少し前まで生活の大半を働く事が美徳とされてきた時代から、成熟社会となりつつ物理的な幸せよりも、日常生活におけるなんてこと無い、ありきたりの幸せが改めて求められているんじゃないかなと思ってます。

ヒュッゲは日本でも近しい事を実現できるけど、台湾ではいつもヒュッゲ?


タイトルからここまでかなり遠回りしてしまいましたが、ここでやっと台湾とヒュッゲの関連性についてです。

ここまで読んで頂いた方は恐らく予想出来てしまうかとは思いますが、デンマーク由来のヒュッゲという概念は私には特段デンマーク限定の概念というわけではなく、日本でも近しい事を昔から普通に日常生活に取り込まれていたと思っています。

忙しい都会の現代人が忘れかけている日常の心地よさをヒュッゲという概念で思い起こしていて、マーケティング的にも都合が良く、市場ではヒュッゲを意識したショップがオープンしたり、関連グッズが販売されているのだと思います。

さて、台湾での生活というのも実は日常の生活スタイルが自然と重要視されていると思います。特に私が住んでいた台中市は台北と較べても少し地方にあるような場所です。

通勤はスクーターか車が当たり前で、仕事に関して考え方も少し違います。仕事が終わると共働きが当たり前の台湾では預けている子供を父親か母親が仕事帰りに迎えに行きます。

その後、家族で自宅近くなどの飲食店で待ち合わえをして、その日の晩飯を家族で食べるということが日常の風景です。

一般的に台湾では血縁や友人との関わりが日本よりも強く、共に時間を過ごすことが多いと感じていました。

食事に行ったり、お茶を飲みながら他愛もない会話を楽しむ生活、それもある意味ヒュッゲの概念の一部だと思うんです。

加えて、台湾は日本人にとっても馴染みのある食文化や環境、そして何より親日家の方多い社会です。

日本人が台湾を訪れた際に触れることができる台湾人の温かみや人懐っこさというのは、じつは日本人が失いかけている日常の何気ない幸せ(ここちよさ)を感じることが出来るからではとも思っています。

台湾を訪れた日本人のの多くが感想を持つ、”どこか懐かしい気がする”という”心地よい”経験が台湾人気の一つではTVを見ながら密かに思ったのでした。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

台湾自由人

台湾人の奥さんとの結婚を機に台湾の台中にて生活をした後、家族揃って日本に移住。現在、神奈川県の湘南にてのんびりとした普段の生活と、台湾について主に綴ってます。更新頻度は不定期ですが備忘録も兼ねて綴っています。詳しいプロフィールこちらも見てください!http://freenist.com/profile