台湾人と国際結婚した夫目線で語る6つの良かったこと、苦労したこと、そして大事なこと

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 台湾から日本へ移住してもうすぐ三ヶ月が経過する我が家の生活は、少しずつ落ち着いてきました。

とは言え、以前日本に住んでいた頃(たった約3年前)とは、確実に変わったなぁと思う今日このごろです。

知人には日本に帰ってきているのにあまり違和感が無いねぇ~と言われてますが、本人は日々日本の変化を感じています。。。

そんな中、久しぶりに会った知人にふと聞かれた質問

知人:「国際結婚してどう?」

私:「えっ、どうって言われても・・・普通かな?笑」

知人:「メリット・デメリットみたなところがあるんじゃないの?」

私:「そういわれても・・・」

そんな笑いに話にもならない、つまらない返事をしてしまいました。。。

台湾にいた時には、聞かれたことがない質問だったのでとても新鮮だったのですが、上手い答えが見つからず、今回、国際結婚について色々考えたことを今回書き出してみました。

 Table


良かったこと、苦労したことを書き出してみたよ

6つの良かったこと

1.固定概念にとらわれなくなった


これは国際結婚ではなくても、留学経験や仕事で駐在経験がある人も同じ事を経験するかと思います。台湾は同じアジアにあるので、欧米諸国と比べた場合はその差をあまり無いように感じるかも知れませんが、意外と大きく考え方や捉え方が日本人と全く違うなぁと感じることが多々あります。

今でも台湾人の嫁さんと話していて、「えっ?そんな受け取り方する?!」なんてこともまだまだあります(笑)。自分が経験してきたことや、常識的に信じてきたことが時に全く違うという事に直面します。

そういった経験を通じて、自分の中の常識という固定概念がなくなりました。(というよりも、必然的にそうなったという部分が大きい。。。)

2.視野が広がる(ような気がする)

上記の1.とも関わりが非常に大きいですが、今まで自分が見てきた世界は全て自分の経験や知識、というメガネで見てきたものに過ぎないということに気づきます。これは目が悪い人であれば初めてメガネやコンタクレンズを装着した時に感じたように、今まで見えていなかった色々な世界が見えてくるようになります。

もちろん、新しく見えてくるのは良いことばかりではありません。悪いことも同時に見えるようになってきます。そういった意味で視野が広がり、まだまだ見えぬ世界があるという事を痛感するのも事実です。

3.外国人のサービスが受けられるようになる

これはどの国に住むかにもよりますが、国際結婚をして海外に住むことになると帰国時に外国人向けのサービスを受けられるようになります。いわゆる非居住民です。

たとえば、一時帰国として日本に戻ってくると
  • 免税手続きが出来る
  • お店によっては海外発行のクレジットカードで5%〜10%のディスカウントが受けられる
  • JR各社で発行される外国人用のお得なパスが購入できる
  • 国内フライトの金額が日本で購入する金額よりも大幅に安い
などなど色々あります。特に国内フライトチケットは日本と比べると半額程度(半額以下という時もありました)で購入できるので非常にお得です。ただし、日本往復時のフライト情報が必要です。

4.色々な”違い”が楽しめるようになる。

一般的な意識の中には、日本で生活していると人と違った発言や行動をすると、時に”変わった人”的な印象を持たれる事が多いように思います。

この”変わった人”という言葉はその言動が行き過ぎると、”普通じゃない”、”変人”、さらには”常識を知らない”という言葉に変わったりします。

こういった言葉が良い意味で使われて、本人も楽しむ事ができれば良いのですが、悪い意味と捉えてしまって気にしたり、落ち込んだりする人がいます。

でも、生活環境や歴史的な背景の違いから日本では”普通じゃない”事も、違う環境であれば”普通”であることが多いのが海外での生活や国際結婚で感じる事の一つです。

そんな違いを興味を持って楽しみながら相手を理解していくのも、国際結婚で一緒に生活していく為には重要なことだなと考えてたりしています。

5.客観的に日本が見えるようになった

海外で生活をするようになると、必然的に日本の情報流入が少なくなってきます。日本の情報が多い台湾とはいえ、日本で生活をしているよりも日本に関する情報が圧倒的に少なくなります。

今の時代、TVやラジオだけがニュースを提供しているわけではないので、インターネットで日本のサイトに自分から情報を探しに行くことも多くなります。

そうすると、日本で起こったニュースを見ていても海外での報道のされ方の違いや、反応の違いを感じることが多いです。日本にいると日本のメスメディアが報道する意図に添って情報が流れているので、それを事実と信じてしまうことが多いのが実情かと思います。

実際海外にいると、日本のメディアが報道しないニュースも海外のメディアを見ることによって、あれっと不思議に感じることも結構あったりします。

また、同じニュースでも日本での反応と海外でそれぞれ反応が違ったりするので、そんな反応の仕方をするんだと驚く事も多かったです。

6.人脈が広がった

これは海外での生活をすると特に感じるのですが、日本ではまず知り合いになることは無いような人たちとの交流を持てるようになります。

飲みに行った先で知りあったり、知人を通じて紹介を受けたり、日本人会や我家と同様に日本人と結婚した日台家族、兄弟・親戚が日本人と結婚している・・・などなど様々な形で知り合う機会が多くあります。

また日本から駐在で来られている方や、台湾に移り住みビジネスで成功されている方とも会う機会が多くなり、異業種や台湾でのビジネスについて色々と教わる機会も多くなったりします。

さらに台湾では日本に対して好意的な人が多いというのもあり、日本人だと知ると台湾人の方から積極的に関わってくるという事も多いです。

興味半分なんて事も多いですが、多くの年配の方が日本語教育を受けた事もあり、また日本と関わりのある要職を務めていたりする方との繋がりも出てきます。

Flower

6つの苦労すること

1.言葉の壁

国際結婚で一番の課題は言葉の壁だと思います。意思の疎通や日常の会話は問題が無くとも、揉め事が起きたて感情的になったり、説明が難しい分野の話(法律・医療など)になった際にはストレスが貯まることがあります。

どんなに流暢に相手の言葉を話すことが出来ても、意味合いが伝わらなかったり良い単語が見つからなかったりする事があり、互いにイライラする事も多いです。

我家の場合も普段の生活は英語が主体。互いに日常生活をするには問題は無いですが、それでも第二外国語として使っている言葉なので100%伝えるのは中々難しい時があります。

2.文化や習慣の違い

相手の国や宗教にも大きく影響すると思いますが、同じアジアの中でもちょっとした文化や習慣の違いに驚いたり、戸惑ったりする事も多いです。そんな違いを乗り越えていく努力が必要になります。

台湾の場合だと、特に家族(親族)に対する考え方が今の日本と比べると親密さがかなり違いますだ。何かの度に大勢で集まったり、どこかにご飯を食べに出かけるときに一緒に呼んで食べる頻度も希薄になって来ている日本と比べると密接な家族関係が一般的です。

3.手続きが面倒で複雑

特に日本国籍を持っていない奥さんと日本で生活をしようとすると、その手続の煩雑さに直面します。外国人の移民政策を積極的にとっていない日本では、出来るだけ居留をさせない様にしているんじゃないかと感じる程です。

また日本語が堪能でないと、色々な公的な手続きも含めて全て自分が対応しなければなりません。この辺りは日本人と結婚した場合との大きな違いだと思います。

英語対応が可能なところもありますが、それでもまだまだ日本語でないと手続きがスムーズに行かない事が多いのが実情です。

日本での生活が慣れてくれば、日常の生活ではあまり困ることも無くなってくるのですが、それでも病院や公的手続きでは困ることが多いです。

ちなみに、外国人用に翻訳文を用意してくれている所も最近は多くなっていますが、

「英語、中国語、韓国語を用意しています!」

と聞いて、喜んだりすると大抵の中国語訳が簡体字のケースが多いです。

実は台湾では繁体字(簡体字は中国大陸で使われている)が使われていて、多くの台湾人は読めないことが多いのです。ちなみに繁体字は日本で言われている旧漢字を多く使っています。

例えば日本の関係という文字を繁体字と簡体字で表すと、

繁体字→關係

簡体字→关系

となります。

4.里帰りが大変

日本でも北海道から沖縄までの移動を、子連れで移動するのはとても大変だと思うのですが、国際結婚をすると互いの国へ行き来することが少なからずあるので、その準備と費用は結構大変だったりします。

日本と台湾であれば約4時間程度のフライトですが、欧米諸国となると10時間以上にもなる大移動となります。子供がまだ小さい時はいいですが、チケット代が発生する年齢ともなると出費も大きくなります。

5.子供の教育、言語、国籍・・・

子供が成長するにあたり、やはり母国語や教育の事を考えることが多くなります。我家の様に夫婦の会話が英語で、日本語、中国もそれぞれ子供に使ったりせざるを得ない環境だと、どうしたら良いのかと考えてしまいます。

どちらも中途半端な語学力になってしまうのは本人が将来困るでしょうし、2つの国のルーツを持つ子どもとしては国籍とは関係なく、色々な場面で戸惑いも発生するだろうと考えています。

また各家族の都合で子供が選択できる高校や大学も変わってきます。例えば台湾に長く住み、日本人学校に通うことになったとしても、台湾には現在中学校までしか日本人学校がありません。

高校を現地台湾で通うことになったとしても、本人が日本の大学に行きたいと希望した場合は帰国子女として入学するのか、外国人留学生としていくのか国籍によっても変わってきます。

6.親の老後が心配

日本にいても同じ悩みがあると思いますが、やはり離れた場所に住んでいると親に何かあった時にどうしようという事が常に悩みの種です。

何かあっても直ぐに向かうという訳には中々行かないので、離れた国に住む両親を持つ夫婦の永遠の課題的な問題です。

Table2

まとめと国際結婚に大事だと思うこと・・・

国際結婚の良いこと、悪いこと・・・なんて記事タイトルをつけてはいますが、正直なところ国際結婚はメリット、デメリット的に語ること自体が間違っているというのが私の考えです。

誰一人として同じ人がこの世にいないのと同時に、同じカップルもこの世に存在しません。

また、単一民族の日本だからこそ”国際結婚”という特別な感じにもなりますが、アメリカなどでは様々な国籍・背景を持っている人たちが沢山いる多民族国家です。そのような所では日本のように国際結婚がどうのこうのという会話は日本よりはきっと少ないでしょう。

どんなに仲の良い夫婦でも、結婚生活を続けていくと必ず衝突が起きるものです。相手の国の文化や宗教などの背景が関係してくると、時に全く理解できない事も出てくるのが当たり前です。

考えてみれば日本人同士の結婚生活ですら、お互いの生活環境や今までの経験の違いによるすれ違いは出てくるのが普通ですよね。

こんな時に、相手を強引に変えようとしたり、もしくは不満を持ったまま妥協したりせず、違うもの違うものとして前向きに捉えて、それをどうやって二人で乗り越えていくかという気持ちを持つ事がが一番大事ではないかと思っています。

もし、彼氏や彼女と将来国際結婚を考えているのであれば、もっともっと話し合って、自分の考えを伝えて相互理解を深めていく努力をしていくことをオススメします。

日本では言わなくても察する事が良しとされる事が多いですが、言葉も文化も違えば察する事は無理ですよね。

主張はしなければいけないこと。

でも、相手の主張もしっきりと受け入れること。

これは、夫婦生活という意味だけでなく、人とのコミュニケーションの一番大事なところかなと思っています。

もし、知人に

「国際結婚て言葉の壁やコミュニケーションが大変じゃない?」

と聞かれたら・・・

「日本人同士の夫婦でも会話がほとんど無いって言っている人がいるじゃん? そんな夫婦よりも我家はよっぽどコミュニケーションをとっていると思うよ!」

なんて即答したいと思っています(笑)

それでは長文、最後までお付き合いありがとうございました。


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4 件のコメント

  • すばらしい内容で感謝でした。
    大分生まれのお方なんですね、私も大分生まれで今大分在住の69歳です。29日から大分発直行便で10日ほど台中に行きます。
    では、時々お邪魔させていただきます。

    • コメントありがとうございます!
      私も大分ー台中の直行便に乗って行ってみたいと思っていました。
      是非感想をお聞かせください。

      私も行き違いですが7日から台中に滞在予定です:-)

  • こんばんは!!!
    初見です!
    実は、日本(女)×台湾(男)カップルです!!!
    私が一目惚れしてお付き合いに発展しました…
    年齢は同じなのですが学年が1つ下など…色々な問題を抱えている始末でございます!
    よろしかったら、アドバイス、相談にのって頂くと嬉しいです!
    よろしくお願いします。゚(゚^ω^゚)゚。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    台湾自由人

    台湾人の奥さんとの結婚を機に台湾の台中にて生活をした後、家族揃って日本に移住。現在、神奈川県の湘南にてのんびりとした普段の生活と、台湾について主に綴ってます。更新頻度は不定期ですが備忘録も兼ねて綴っています。詳しいプロフィールこちらも見てください!http://freenist.com/profile